決定打になる浮気の証拠

浮気の証拠には「それだけで決定打となる証拠」「裁判で有利となる証拠」「補足として採用されやすい証拠」があります。

証拠としての判断基準は「不貞行為があったことを証明できるか」が判断基準になります。

ここでは不貞行為の証拠として「決定打になる浮気の証拠」についてみていきたいと思います。

浮気の証拠になるのは不貞行為のみ

浮気の証拠になるのは不貞行為(性行為)をしたということが証明できるもので、それ以外の証明は意味をなさないというちょっとシビアな面があります。

例)キスをしている写真ではどう?

→キスをしているだけでは性行為があったことは認められない、ということです。

キス写真は明らかに怪しいのになぜ認められないの?

キス写真のような明らかに怪しい証拠があっても認められないのは、民法(法律)(*1)で離婚の事由に定められているのが不貞行為だからです。

法律により離婚請求、慰謝料請求が不貞行為があった場合に認められることが定められているので「離婚の請求」と「慰謝料の請求」を裁判官が認める基準が「不貞行為」ということになった。

ちなみに慰謝料の請求は民法709条(*2)で離婚の請求とは法律が少し異なり、昭和54年の3月30日に最高裁判所で下された判決(*3)が今も規範となっています。

*1民法770条

夫婦の一方は、以下の場合に限り、離婚の訴えを提起することができる。

配偶者に不貞な行為があったとき。

配偶者から悪意で遺棄されたとき。

配偶者の生死が3年以上明らかでないとき。

配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき。

その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき。

*2第709条

故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害

を賠償する責任を負う。

*3昭和54年の3月30日の判例

夫婦の一方の配偶者と肉体関係を持った第三者は、故意又は過失がある限り、右配偶者を誘惑するなどして肉体関係を持つに至らせたかどうか、両者の関係が自然の愛情によって生じたかどうかにかかわらず、他方の配偶者の夫又は妻としての権利を侵害し、その行為は違法性を帯び、右他方の配偶者の被った精神上の苦痛を慰謝すべき義務があるというべきである。

離婚請求、慰謝料請求のいずれも不貞行為の証拠が必要

つまり、離婚を請求しようが、浮気相手に慰謝料を請求しようが、どちらにしても「不貞行為(性行為)」の証明が必要となるわけです。

ちなみに裁判のルールで、証拠は被害者が用意しなければならないことになっています。

不貞行為=性行為があったことを証明する証拠を集めること

ここで言いたいことは、離婚請求、慰謝料請求をする場合は、浮気相手と性行為をしたことを証明できる証拠を集めることが必須というわけです。

証拠の理想としては・・・

浮気相手とラブホテルに入る・出る写真を複数回(2~3回

理想が無理なら・・・

浮気相手とラブホテルに入る・出る写真(1回

車や自宅に仕込んだレコーダーで性行為をしているときの音声

この程度のレベルの証拠を入手できれば証拠として採用される確率がかなり高くなり、裁判を有利に運ぶことができます。

旦那の浮気に有効な証拠って何?

浮気が原因で離婚となった場合に証拠として有利になるものは、実は限られています。

客観的に見て「不貞行為があったと認められる」レベルの証拠でないと浮気の証拠として認められず、慰謝料請求が難しくなることもあるんです。

裁判を有利に進めるためには、「有利となる証拠」を集めることが大切なんですね。

浮気や不倫の有利な証拠になるものは2種類ある

旦那の浮気や不倫が原因で裁判をする場合、有利となる証拠には2種類あります。

それは「言い逃れのできない決定的な証拠」と「不貞関係をしている可能性が上がる証拠」です。

裁判では客観的に見て有利となる証拠が必要となります。

そのためには、証拠として「言い逃れができない証拠」と「不貞関係をしている可能性が上がる証拠」があるか?が裁判を有利に運ぶポイントになります。

不貞関係をしている可能性が上がる証拠とは?

有利な証拠となるのは「言い逃れができない証拠」、「不貞関係をしている可能性が上がる証拠」の2種類が必要ですが、ここで気を付けたいのは、あくまで不貞以外の証拠は補足する証拠にしかならないということです。

なぜなら、裁判官が判断するのは、浮気相手との恋愛関係ではなく「性行為をしたかどうか」を判断するのが裁判の目的だからです。

ですが、こういった「不貞があった可能性が高いとみられる証拠」が全く意味がないわけでなく他の証拠と併せることで有利になるので、たくさん集めたほうがいいでしょう。

ただし、それだけでは判断材料としては弱いため、あくまで補足の証拠として捉えておくようにしましょう。

裁判は必ずしも真実を明らかになってから起こすわけではない

旦那の浮気が原因で離婚裁判となる場合、不倫や浮気が確実になって、真実が明らかになってから起こすばかりではありません。

不貞行為を録画した写真や動画があれば、それ1つで真実が分かりますが、浮気や不倫を疑ったときにそのような明らかな事実が分かることはほとんどありません。

そもそも初めにそんな証拠をとることはほぼ不可能といえます。

裁判では「不貞行為に及んだ」と思わせる証拠が必要

このように「明らかな証拠」があればそれだけで裁判は有利に進められますが、裁判を起こす人全てがそういった証拠を掴めるわけではないですよね。

そこで大事なのは、裁判官が「この人は不貞行為に及んだ」と判断するレベルの証拠を揃えることです。

不貞行為に及んだと判断できる証拠は全て証拠になります。

行為に及んだと判断できる証拠を集めるという観点で見ると、例えば、殺人事件などは殺人したシーンを録画していなくても、指紋、目撃情報、周辺の監視カメラなどから、裁判官が「犯人はこの人だ」と思わせれば有罪になります。

浮気や不倫についても裁判官が「この証拠があれば不貞行為があった可能性が高い」と判断しやすい証拠があれば、不貞行為があったと判断される可能性がより高くなる、というわけですね。

過去の裁判記録からみる不貞行為の証拠

裁判官が信じてくれやすい証拠は、過去の裁判記録から明らかになっています。

裁判で提示される証拠には、

①過去の裁判の記録から、証拠として出したら裁判官が不貞だと認めている証拠

②それだけでは不貞を認められにくい証拠

がありますが、①の証拠が弱い時は②の証拠で補強するといった形で臨むのが理想的といえます。

ポイントは①の証拠を最優先に集めること

浮気や不倫の証拠を集めるポイントは、

①の証拠を最優先に集めること

①の証拠が弱い時、もしくは①の証拠をより確実にするために②の証拠で補強できる

というようになります。

裁判を有利に運ぶためにできるだけ①の証拠を掴んでおきたいですね。

離婚調停でも有利になる不貞行為の現場写真

不貞行為をして離婚をする場合、実は裁判になるケースのほうが少ないです。

不貞の証拠がある時点で、相手側(浮気した側)に弁護士がついている場合は「和解」という裁判をせずに負けを認める方法を進めるため、裁判になるケースは少ないんですね。

なぜ和解に向けて話を進める人が多いのか?

日本の裁判は「判例主義」という過去の裁判の判決を参考にして裁判を行う例が多いです。

この「判例主義」から「不貞行為を働いたら慰謝料を払わなくてはいけない」という過去の判例があるので、不貞行為の証拠を相手が持っている限り、慰謝料を払わなくてはいけない、というのが日本の裁判の風習となっているのです。

弁護士は裁判に負けると評判が落ちるので、負けると分かっている裁判はしたくない、というのが本心にあります。

(全ての弁護士さんがそうではないかもしれませんが・・・)

なので、離婚・浮気の裁判で浮気相手や浮気した夫に弁護士がついた場合、浮気された妻側が決定的な証拠を掴んでいるケースでは裁判をせずに和解を勧めることがほとんどなんです。

離婚・浮気の裁判で弁護士が和解を進める理由

・裁判で負けるよりも和解するほうが慰謝料が低くなる傾向がある。

・裁判は半年や1年もかかるので、弁護士費用が高くつく。

・弁護士自身の実績が落ちるので、自分のキャリアのためにやりたくない。

和解した場合、自分にとって不利になる?

こういった事情などから裁判を起こさずに和解した場合、浮気された側は不利になるかというと、条件面で不利になることはないので安心してください。

和解した場合、離婚を調停で行いますがその際にいろいろと条件を有利にすることができます。

離婚条件が有利になる例は?

・財産分与をした場合に慰謝料分の財産を余分にもらえることができる。

・裁判をした場合、妻と旦那の両方の財産から弁護士費用数百万が引かれるのでその分、離婚後の財産には余裕が出る。

・子供の親権なども浮気を理由に交渉ができ、親権を獲得しやすくなる。

といった離婚の際の条件面で有利になることもあるので、裁判でも調停でも不貞行為(性行為)の現場写真は自分を有利にしてくれるので重要なものとなります。

浮気の証拠にならないもの

日本の刑事事件の裁判では「違法な行為をして集めた証拠は採用してはいけない」というルールがありますが、これは刑事裁判で採用されているルールです。

では、浮気の証拠を集めるために、旦那の携帯のロックを外して証拠を集めるのはプライバシーの侵害や犯罪、はたまた不正アクセスとなってしまうのか、気になるところです。

また携帯のロックを外して得た証拠は証拠として採用されるのか?についても気になりますよね。

ここで詳しく見ていきたいと思います。

違法行為をして取った証拠

ここでまず、パスワードのついている人のスマホやLINEをパスワード解除してのぞき見した場合の問題点について見ていきたいと思います。

まず、勝手に人のスマホやLINEのパスワードを解除して見ることについてですが、一般的には「不正アクセス禁止法」という日本の法律にひっかかる可能性があります。

不正アクセス禁止法とは?

不正アクセス禁止法とは、例えば病院のコンピューターにハッキングして患者の病歴などをのぞいたりすることで、つまり、ネットを通じて不正に他人が所有しているデータを見ることをいいます。

不正アクセス禁止法にふれると「3年以下の懲役または100万円以下の罰金」が課されることになっています。

夫婦間のスマホやLINEやSNSでも不正アクセス?裁判で不利になる?

ここで知りたいのは、

夫婦間のスマホやLINEやSNSでも同じように犯罪になってしまう?

・何か浮気の証拠を集めたものが裁判で不利になってしまうことはあるのか?

ということですが、先に結論を言うとこのケースに限り「犯罪や不利になってしまうことはほとんどない」ということです。

その理由について2つ見ていきたいと思います。

1:そもそも違法行為をして取得した証拠は裁判で使えるのか?

先ほど、刑事事件では「違法な行為をして集めた証拠は採用してはいけない」というルールがあるということをお話ししましたが、実は浮気や不倫などの民事事件にはこのルールがないとされています。

そのため、証拠として使える可能性が非常に高いということがいえます。

刑事事件では違法な行為で得た証拠がなぜ採用できない?

刑事事件ではなぜ採用できないか?についてここで軽く触れておくと、殺人などの刑事事件の裁判で検察が犯人を長時間拘束して自白をさせたり、法に触れるやり方で証拠を集めた場合には裁判所の命令でその証拠が使えなくなることがあります。

刑事事件と民事事件でどうしてこういった違いがあるかというと、

・刑事事件は殺人や傷害などを取り締まる刑法に基づく裁判

・民事事件は浮気や損害賠償などの民法に基づく裁判

で、分かりやすい例でみるとサッカーと野球くらい違うスポーツをやっているイメージです。

このように、刑事事件と民事事件では扱う内容やルールが違う面があるということなんですね。

離婚、浮気=民事事件にあたるので証拠として採用できる

つまり、刑事事件の裁判にはあった「違法行為をして集めた証拠をつかってはいけない」というルールが離婚や浮気の裁判にはないので使えるというわけです。

ただし、ここで注意したいのは全て使えるかというとそうではなく、あまりにもひどい違法行為をした場合には否定される場合があります。

ですが、「スマホを覗いた、LINEを見た、SNSに勝手にログインした」といった証拠は過度な違法降雨いとはいえず、そのまま証拠として認める場合が多いのが現実です。

2:夫のスマホを勝手に覗くことで犯罪行為となって捕まる可能性はあるのか?

不正アクセス禁止法は法律上からみると夫婦間でも適用されます。

ですが、夫のスマホを勝手に覗いたことで犯罪行為となり捕まる可能性があるかというと、今まで捕まったことはなく、捕まる可能性は非常に低いといえます。

不正アクセス禁止法は親告罪ではない?

ここで不正アクセス禁止法について触れておくと、不正アクセス禁止法は刑法であるが、親告罪ではないとされています。

そのため、被害届をださなくても刑事罰を与えられてしまう可能性があるんです。

親告罪とは?

親告罪というのは被害者が被害届をださないと犯罪が成立しない犯罪のこと。

例えば盗みの行為が親告罪にあたります。

(子供が親のお金を盗んでも、親が被害届を出さない限り警察は動かない、ので親告罪にあたるということになります。)

夫婦間でスマホを勝手に見たことで捕まえた事例はない

捕まえるかどうかは検察の判断になりますが、夫婦間で勝手にスマホを見たことで捕まえた事例は今までにないといわれています。

例えば、

●人を傷つける傷害罪という犯罪=親告罪ではない

→被害者が被害届を出さなくても犯罪になります。

しかし、

●子供が万引きをして、しつけでホッペにビンタした=この場合すみ分けとしては親告罪にあたる

→傷害罪が適用されない

夫婦間で勝手にスマホを見た場合はこれと同じということです。

今までに夫婦間で勝手にスマホを見たことで捕まえた事例はないので捕まる可能性はかなり低いといえます。

他人を巻き込む不正アクセス行為など度が過ぎた行為は注意!

ただし、いくら捕まる可能性は低いといっても他人を巻き込む重大な不正アクセス行為には注意です。

度が過ぎると夫婦間でも不正アクセス禁止法に引っかかる可能性があるので、「捕まった事例がないのなら」とやり過ぎるのは禁物です。

先程の例でいうと、親がしつけで子供にビンタする場合でも意識不明の重体になるくらいまでビンタをし続けたら傷害罪が適用されるのと同じと考えると分かりやすいでしょう。

夫婦間の不正アクセスで捕まるレベルで例えると・・・

銀行員の旦那の浮気の証拠を見つけるために銀行のシステムをハッキングして、旦那の会社のメールを見ようとしたら、それは不正アクセス禁止法に該当し、捕まる可能性がある。

ということです。

何事も度が過ぎると犯罪となってしまうことがあります。

夫婦間で浮気の証拠を見つけたい場合は、あくまでLINEやSNSのような個人使用のものに抑えて、会社や他人などの社会に迷惑を欠ける行為が絶対にやめましょう。

旦那のスマホでLINE、SNSを見たことで捕まった事例はない

ここまで見てみると、「不正アクセス禁止法に抵触して捕まる?」「プライバシーの侵害になる?」といったことは、今まで捕まった事例がないことから「捕まる可能性はかなり低い」といえます。

旦那の浮気の証拠を見つけるためにスマホを見る程度なら捕まる可能性はかなり低いということです。

旦那の自白や子供の証言は証拠と考えないほうが賢い

慰謝料の請求で離婚裁判になった場合、

●旦那が浮気をしたこと

●不貞行為があったこと

が認められれば慰謝料の請求を有利に進めることができます。

ここでは

「旦那の自白」「子供の証言」は証拠となり得るのか?

「どの程度まで」証拠として認められやすいのか?

についてみていきたいと思います。

浮気した本人の自白は証拠になりにくい

離婚裁判になった場合、

「裁判で本人(旦那)が浮気や不貞行為を自白して認めた場合」

に浮気の証拠として認められます。

 

離婚裁判では本人の自白は真実よりも強い証拠として扱われることが多く、法律でも、

「たとえ真実でなくても本人が自白したものは、裁判官はそれを真実として扱わなければいけない」

という法律があります。

こういったことから、旦那の自白は裁判に有利であるといえますが、ここで気を付けたいのは

「旦那の自白を証拠として扱えるかどうかは100%ではない」

ということです。

旦那の自白だけでは証拠として100%採用されるか確実ではないので注意が必要です。

裁判で旦那が浮気を自白したら物的証拠がなくても浮気が認定される

まず基本的なことを押さえておくと、旦那の自白があれば物的な証拠がなくても、裁判中に旦那の自白があれば浮気があったことが認定されます。

この場合、

●ラブホテルに入った写真

●浮気相手の家に泊まった写真

●ホテルを利用したレシート

●性行為の証拠

こういった浮気や不貞行為をしたという証拠がなくても、旦那の自白があれば裁判官は浮気を認定することができるというわけです。

つまり、裁判中に旦那が浮気を認めてくれたら、慰謝料を取ることができるというわけなんですね。

旦那の自白だけで裁判に臨むのは危険!

「裁判で旦那が浮気を自白すればいいの?」

と、裁判で旦那が浮気を自白することを期待して裁判に臨むのはリスクが大きいのでやめた方がいいでしょう。

いくら「俺が悪かった、裁判でも何でもしてくれ」と言われてその場で浮気を自白していても、裁判で「私は浮気していないし、妻に浮気をしたなんて言っていない」と言われてしまえば旦那の自白が証拠として採用されないのです。

 

旦那の自白は、

裁判の場での自白がなければ浮気の証拠として自白を採用されない

ということなんですね。

 

こういったケースでは、旦那の浮気を証明できず裁判に負けてしまう最悪のパターンに陥ってしまうこともあります。

裁判の仕組み上、

浮気をした人ではなく

浮気をされた人

浮気されたこと

を証明しなければならないのです。

じゃあ、「録音しておけば大丈夫?」と思うかもしれませんが、録音していた場合も「裁判の場での自白が得られること」が大事な条件となります。

自白を録音していても裁判中に自白がなければ採用されない

裁判の場で旦那の自白が証拠としてあればいいのなら「録音データ」があれば大丈夫なのでは?

と思う人も多いですが、録音データがあるからといって安心するのはちょっと早いです。

 

自白したことを録音していても、裁判官の前で「あれは言葉遊びだった」「本当に浮気はしていない」と浮気を認めない発言をした場合、浮気を認められないこともあるんです。

この場合、他に決定的な証拠がない場合、旦那の浮気が認められず裁判に負ける可能性が大いにあるということなので録音データだけで裁判に臨むのもかなりリスクがあるといえます。

旦那の自白は裁判官の前で浮気を認めた場合明らかな証拠として扱われる

ここで分かるのは、旦那の自白は「裁判の場で裁判官の前で自白があること」が重要なこととなります。

つまり、旦那の自白は裁判中に裁判官の前で「浮気をしました」と認めない限り浮気をしたことにはならないので注意!なんですね。

 

旦那が自白があるから裁判で勝てる、と考えるのは危険でむしろ、旦那が裁判で勝つために妻を油断させる作戦で自白することも珍しくはないんです。

もし、離婚することが決まっていた場合、旦那が慰謝料を払いたくなくて、裁判で態度が変わってしまうことが過去の裁判でも何回もあるので、自白だけで裁判に臨むのはリスクがかなり高いということなんですね。

旦那の自白を書面で取ったら慰謝料は確実に取れる?

音声データの自白に比べると、書面での自白は有利といえます。

音声データの場合は「言葉遊び」というような言い逃れができますが、書面ならそれが通用しないので有利な面があります。

謝罪文や誓約書をとっておくというのは有効な手段には間違いありません。

 

しかし書面で自白を取ったからと言ってそれだけで裁判で確実に証拠として扱われるかというとまだ弱い面もあり、

「浮気を認めたわけではなく、その場を収めるため」

という言い訳ができるので書面での自白のみで裁判に臨むのもリスクが高いといえます。

音声データに比べて有利な証拠になることに間違いありませんが、書面の自白だけで勝てるかは怪しいので注意が必要です。

子供の証言は証拠と考えないほうが良い

証拠として採用するかどうか迷うことの1つに「子供の証言は証拠となるか?」があります。

例えば、子供が

「お父さんが知らない女の人とホテルに入った」

と証言したら、それで裁判に勝てるか?ということです。

 

結論としては、それだけで100%勝てるわけじゃなく、裁判を有利に持っていけることができる程度にしかならないというのが実情です。

子どもが中学生以下の場合

子どもが中学生以下の場合、年齢的に目の前に起きていることを理解できないとみなされるので証言としてはかなり弱くなります。

例えば、遊園地に知らない女の人とお父さんに何回も連れて行ってもらった、という証言があったとしても、証言としては弱いとみなされることが多いということです。

子どもが高校生や大学生の場合

子どもが高校生や大学生くらいの年齢の場合、証言としてはかなり強いものとなります。

子どもの証言から、旦那がホテルに入ったことを認めた場合それが自白となって、不倫の証拠になるということです。

もし人違いなどとごまかした場合も一応有利な証言とはなるが、それだけで裁判で勝てるとは限りません。

どちらにせよ、子供の証言だけで裁判に勝てるわけではないので注意が必要です。

決定的な証拠を集める方にに力を入れたほうがよいということなんですね。

旦那の浮気を子供に証言させるデメリットを考えよう

子どもの証言を証拠として採用したいと考える場合、気を付けたいのが「子供に証言させるデメリット」面です。

子どもに証言をさせることで

「自分のせいでどちらかが苦しんだ」

というトラウマを埋め込むことになることもあります。

 

まだ小さい子供ならまだしも、ある程度ものごとがわかってきた子供の場合、裁判中に上手く証言できない可能性もあります。

旦那や妻の当事者は裁判の結果次第で今後の生活に大きな影響がでてしまうので、証言する子供に苛ついてしまうかもしれない・・・ということもあります。

こういったことを踏まえても、子供は巻き込まないほうが懸命ともいえます。

それよりも確実な証拠を見つけて、裁判を確実に有利な方向に持っていけるような対策を取った方がいいでしょう。

 

裁判で有利になる証拠

裁判で決定的にになる証拠の条件は、不倫相手との不貞行為(性行為)が明らかであることです。

例えば、

・不倫相手とラブホテルに複数回入ったことがわかる写真や動画
・(ラブホテル以外にも)相手の自宅への出入りが複数回ある写真や動画
・ホテルの滞在時間が30分以上である

といったものが一例になります。

一方で「言い逃れができない証拠」に加えて「裁判を有利にさせる証拠」があるとより有利になります。

不倫している可能性が高まる証拠は、これ単体では証拠になりませんが、決定的な証拠と合わせるとより有利になる証拠のことを指します。

例えば、

・ラブホテルや2人分でホテルを利用した可能性のある領収書
・LINEやメールのやり取りで男女の仲と予想できるもの
・浮気相手とのキス写真
・通話記録
・クレジットカードの明細書
・2人の外食
・2人分の旅行
・ネックレスなどの高価なプレゼント
・行動の記録(日記につける)

といったものが「言い逃れのできない決定的な証拠」と併せて掴んでおきたい「裁判を有利にさせる証拠」になります。

キス写真だけでは証拠にならないの?と思う方も多いかもしれませんが、飲んでいたから、たまたま遊びで、のように言い逃れされてしまうことも考えられます。

要は「客観的に見て不貞行為があったと判断できる証拠」が必要なんですね。

こういったことから浮気相手とのメールのやり取りだけ、キス写真では「不貞行為」があったとはみなされないこともあるんです。

メールしか証拠がない・・・という場合だと不貞行為があったと認められない場合もあるので、メールと他の有利となる証拠も掴む対処法が必要となります。

言い逃れができない証拠と併せて掴んでおきたい「裁判を有利にさせる証拠」ですが、実際にはどういったものがあるでしょうか。

ここでは、有利になりやすい証拠の例をご紹介します。

ビジネス(シティ)ホテルの領収書や利用明細

明らかに泊まる必要がないのに宿泊しており、しかも2人部屋といった場合や、シングルでも2人の利用分の明細などがある場合は怪しいです。

利用時間が日中の昼間など、あきらかに必要のない時間帯や、終電まで余裕があるのに宿泊している記録がある場合も証拠として有利になるのできちんと残しておきましょう。

また、会社の出張や仕事先などの言い訳をされる可能性がありますので、職場の人の協力を得られる根回しも一緒にしてみると良いかもしれません。

当たり前ですが、ビジネスホテルやシティホテルの利用を宿泊以外で認める会社は存在しません。

ビジネスホテルやシティホテルを利用する場合の言い訳としては「体調不良だった」という言い訳も多いです。

そのため、2回~3回以上の領収書や利用明細を抑えることができればより有利な証拠にすることができます。

メールやLINE、キス写真など

メールやLINEのやり取りでも有利な証拠となることがあります。

直接の不貞行為を示唆するやり取りはもちろん、男女関係になってもおかしくない間柄であることを証明できます。

もちろん、キス写真や性行為をとったハメ撮りを共有していることもあるので要チェックです。

メールやLINEで旦那の浮気が発覚した女性の例

LINEのやり取りで女性とホテルに泊まり不貞行為をしたと伺える内容がありました。

『すき❤︎』などもお互いに送り合って、
『またデートしよう♪』
『○○とぎゅーとかちゅーすると安心する』
『次いつ映画観にいく?』
など、証拠としては十分な会話をしていました。

相手は大学時代に肉体関係もあり付き合っていた女性でバツイチの子持ちです。

旦那は相手に
『仕事が落ち着いたら抱きにいくから!絶対!』とか
『抱くで、電気暗くするから(笑)』とか、
女性からは、
『近々デートしような^^』とか
『もう●●(旦那の名前)に体を見せる勇気ない』とか、
かなり生々しくて吐き気がしました・・・

通話記録の例

特定の女性と定期的に電話していて、同じ女性と週に3回1時間以上話しているような場合は証拠として有利になることがあります。

特に職場以外の女性と浮気をしている場合は、通話記録の回数が多いことが女性との親密さの証明にもなります。

写真をとっておくことに越したことはありません。

クラミジアなどの性病

クラミジアなどの性病も旦那の性病の記録も確保することができれば、有利な証拠になる可能性はあります。

ただし、他の証拠よりは効果が薄いことは頭に入れておきましょう。

理由として、クラミジアは旦那以外の男性との性行為でも感染する可能性があるからです。

クラミジアなどの性病で旦那の浮気を証明するためには、自分が旦那以外の性行為をしていないことを証明する必要があります。

していない証明はしている証明よりも遥かに難しいので、旦那との交渉の武器の1つ程度に考えたほうがいいでしょう。

 

クレジットカードの明細書の例

デート代やホテル代、その他プレゼント代や高速代などクレジットカードを利用している場合、利用履歴から浮気や不倫の証拠となるものが出てくることもあります。

行ったことのない場所への履歴や、明らかに女性もののプレゼントの購入履歴がある場合など、怪しいものがある場合はしっかり残しておきましょう。

ここでは特に注目すべき明細についてご紹介します。

2人の外食の例

レストランのディナーコースなど、一般的に接待ではありえないお店での食事や、頻繁に2人で外食を繰り返している、加えて、会社と自宅の間とはかけ離れた場所など、あきらかに女性向けで男性同士では入りにくい場所に頻繁に行っているといった怪しい行動も有利な証拠となります。

2人分の旅行の例

行った覚えのない温泉旅行などの男性二人では行くには不自然な場所への行動記録がある場合は有利な証拠となります。

ネックレスなどの高価なプレゼントの例

ネックレスや服、ドレスなど、あきらかに女性にプレゼントしたことがわかるものも浮気や不倫の有利な証拠となるので、行動が怪しいと思ったらしっかり残しておきましょう。

浮気の証拠は1つだけでなく複数あると有利になる

先ほど、不貞行為があった証拠にならない可能性のあるものの例をご紹介しましたが、「これだけじゃ証拠としては不十分?」「あとどんな証拠があるといい?」と思う方も多いでしょう。

例えば、不倫相手とのラブホテルの証拠を1回しか写真が取れなかった場合、それだけでは裁判官からは証拠と認められない可能性があります。

しかし、その他に裁判を有利にさせる証拠がある場合はそれらを含めて「不貞行為があった」とみなされることがあります。

ラブホテルの証拠写真

LINEで「あの日は楽しかったね」「また愛し合いたい」などのやり取りがあった。

日常的に電話をしている記録がある。

ラブホテルの写真にクレジットカードで購入したネックレスと同じブランドのものをつけていた。

このように、1つでは不貞行為があったと判断される可能性が低い証拠でも、いくつか関連する証拠があると有利になるというわけです。

このような証拠を掴んでおくと裁判官の心象的に「間違いなく不倫している」と判断してくれる可能性が上がります。

なので、裁判を有利にさせる証拠も無理しない程度に集める価値があるというわけですね。

ただし、自分で集めた証拠は決定的なものでない限り不貞行為の証拠となりにくく、決定的な証拠なしにこれだけで裁判に挑むと勝率は低いので注意が必要です。

できるだけ決定的となる証拠を掴むことが裁判を有利に運ぶカギとなります。